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デルタ航空の赤いユニフォーム

デルタ航空のユニフォームには大きな特徴がある。女性用にはAラインまたはストレートのスカートとパンツの3種類のボトム、シングル、ダブルの2種類のブレザー、ネイビーの半袖、ネイビーまたは赤の七分袖シャツドレスという3種類のワンピース、さらにラップドレスが用意され、これにコートや帽子、スカーフといった小物を合わせると、何通りもの組み合わせが楽しめてしまう。そしてそのコーディネイトは、クルー個人の自由に任されているのだ。このコーナーでは、その多彩なコーディネイトをご紹介していこう。
「学生のときにインターンシップで航空会社のグラウンドスタッフを経験しまして、それからですね、職業として憧れたのは」
そう語るのはデルタ航空客室乗務員の久保千咲さん。高校時代にアメリカ留学を経験していたこともあり、得意の英会話を生かして念願の職に就くことができた。もっとも最初は某国内航空会社勤務で、デルタに転職して5年目になる、大阪生まれ京都住まいの笑顔が絶えない陽気な女性だ。
「だってうちの会社はみないい人ばかりで、毎日楽しくてしょうがないんですよ」
ホノルル便で帰国したばかりだというのに、少しも疲れを感じさせずに応えてくれる彼女が着ているのは、その明るい性格にぴったりの真紅のドレス。数あるデルタ航空のユニフォームの中でも「シグネチャ―ドレス」と呼ばれ、特別なイベント時などにも着用される、いわばデルタ航空ユニフォームの代表格でもある。
「このドレス、大好きなんです。しょっちゅう着てますね」
意外にタイトな作りで後ろがファスナーになっている。着るときはすっぽり被るようにして着るそうだ。機内でのサービス時にも動きやすくて良いという。
「今日のフライトでも、ホノルルからこのドレスで勤務しながら帰ってきました。今月は6本目のハワイ便。私、ハワイが大好きなんですよ」
そんなに? ハワイのどんなところが一番お気に入りなんでしょう?
「空港に着いた時の、あの独特な匂いです。それとね…ハワイで食べる韓国料理が、もう最高!」
真紅のドレスの彼女は、最後にまた明るい声で笑うのだった。

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帽子というファッションアイテム

デルタ航空のユニフォームには大きな特徴がある。女性用にはAラインまたはストレートのスカートとパンツの3種類のボトム、シングル、ダブルの2種類のブレザー、ネイビーの半袖、ネイビーまたは赤の七分袖シャツドレスという3種類のワンピース、さらにラップドレスが用意され、これにコートや帽子、スカーフといった小物を合わせると、何通りもの組み合わせが楽しめてしまう。そしてそのコーディネイトは、クルー個人の自由に任されているのだ。このコーナーでは、その多彩なコーディネイトをご紹介していこう。
制帽。かつて各航空会社の客室乗務員の制服には、帽子というファッションアイテムが確かに存在した、と記憶している。キャリーバッグを引きながら空港をさっそうと闊歩しているとき、あるいはまた搭乗口で我々乗客をお迎えしてくれるとき、彼女たちの頭にちょこんと載った制帽の愛らしいことと言ったら。だが、ふと考えてみると、ここしばらく、そんな制帽を被った客室乗務員の姿を目にしたことがない。なんとなく、残念な気がする。
と思っていたら、デルタ航空には制帽というアイテムが健在だった。そして、その制帽をこよなく愛する客室乗務員がいたのだった。彼女の名は神山亜紀(こうやまあき)さん。「大好きなんです、この帽子。ずっと赤いのを愛用していたんですけど、ついこの間、新たに紺色のも手に入れました」。100%ウールのフェルトで出来た赤と紺、2色の帽子。どちらの色も彼女に良く似合っている。
この仕事に就いて14年目になる神山さん、「セントポールシティの中西部特有の落ち着いた、控えめな雰囲気が好きですね」とおっしゃるとおり、ご本人も穏やかなイメージの大人の女性だ。
だが、この帽子を被った途端、そんな彼女に、どこか少女のような初々しさが醸し出された。「お客様のお見送りには、いつも被っています。今では行きと帰りで色を替えてみたりしますね」。それは嬉しい、お見送りだなあ。
本当に良くお似合いですよ。そう伝えると神山さんは、はにかみながら微笑んだのだった。

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